借金の返済を少しでもスムーズに進めていくためには、まずは支出を見直してみることから始めましょう。
ローン等を組んだ時に、収入のどれくらいの割合を返済に充てるのか…これを返済負担率と言います。 この返済負担率は一般的には20%から25%が理想だとされています。 言い換えますと、年収の20%から25%程度を返済に充てる金額の上限としないと、それ以上の返済は生活に影響し、生活が苦しくなってくるというわけです。
返済が思うように進まず、生活も厳しい…こんな時には生活を見直し、支出の面でもう少し削れるとところはないのか検討してみましょう。
まずは自分の生活を知ろう
借金の返済は少しでも早く終わらせることが原則です。 返済が長引けば長引くほど利息も付き、それだけ総返済額が増えてしまうことになります。 しかし、だからといって収入のすべてを返済に充てるわけにはいきませんよね。 返済を続けながらも生活をしていかなくてはならないからです。
では、生活でどのくらいの支出をしているのか…みなさんはきちんと把握していますか? どんぶり勘定で正確な支出がわからないという人は、まずは家計簿をつけるところから始めましょう。 面倒だから嫌だなと思うかもしれませんが、レシートをもらう癖をつけるようにしましょう。 何をいくら買ったのか…という細かな家計簿をつけなくても、レシートなどを集めて大まかな支出を把握できるようにしていくとよいでしょう。 年間を通してどの時期にどれくらいのお金が掛かるのかを知っておくことも大切です。
見直しできる支出とは?
食費
できる限り自炊し、節約を心がけましょう(ただし必要以上に食費を削っては駄目ですよ!体を壊してしまっては意味がありません)。
光熱費
節水や節電を心がけましょう。 電気料金の場合には、家庭で使用している電気の契約アンペア数自体を下げるという方法もおススメです。 使える電気のアンペア自体が下がればそれだけ節電の意識も高まるようになるでしょう。
保険
見直しを図ることでかなり大きな金額が削れる可能性が高い項目です。 以前に入っていた保険のまま見直していない…という方はすぐにでも保険を見直してみましょう。
少し簡単な例をあげてみましょう。 例えば月々1万円の保険に入っていたのを半額の5千円の保険に変えたとしたら…年間5千円×12カ月で6万円、10年間で60万円ものお金が浮くことになります。 この浮いたお金を返済に充てるようにすれば、さらに返済がスムーズになることでしょう。
また保険料の支払いは月払いよりも年払いや一括払いの方がお得です。
携帯電話・固定電話の料金の見直し
料金プランにムダは無いのか、一度見直してみましょう。 使っていなかったり必要がないサービスなどは思い切って解約し、少しでも安い料金にできるようにしてみることをお勧めします。
ネット回線の見直し
古い契約のまま、高い金額を払い続けている場合もあります。 最近ではお得な料金プランがたくさん出てきていますから、一度検討してみましょう。
以上支出の見直しについて述べてきました。他に服飾費や化粧品代、タバコ代…などなど節約できるものはたくさんあります。 借金のあるこの機会に自分の生活で見直せるところはないのか、しっかりチェックしてみてはいかがでしょうか。
いくら、多額の負債があったとしても借金まみれで自殺を考えるというバカなことは止めましょう。 おそらく、自殺を考えてしまう人はうつ病などの心の病に掛かっているのだと思います。 自殺を考える様に人は、一度、心療内科を訪れた方が良いと思います。