平成大不況をきっかけに多額の借金

多額の借金に苦しんでいる人

年代的に体験した人は多いかもしれない平成大不況というものがありました。

同時多発テロでより一層拍車がかかり、一晩で仕事を失う様な時期もありました。 仕事を失い家族に言えず、ハローワークに行っても仕事は見つからず。

時間潰しとちょっとはお金が増えないかと期待でパチンコに入り、それが毎日となり気が付けば手持ちのお金は無く近くのキャッシングでお金を借りる羽目に。 返済に困り親がいない隙に登記を持ち出し、家屋不動産を担保にまた借金です。

何も知らない親は急に来た不動産、金融の人に驚き、持ち出した本人は慌てふためき、不動産の人の説明を聞き親は逆上し大騒ぎになりました。 放っておくとその場で何かの事件が起きて最悪の事態が起きてもおかしくない状況で、文字通りの修羅場になり、話し合いも借金の返済もできません。

期日もあるし、利息は増える一方だし、何か手を打たないと本当に丸裸に焼け野原になるから少しでも返済してくれればと何とか宥めて話し合いをした結果、不動産担保で親戚から調達するから待ってくれと親が腹を括りました。

失業した場合には、家族と相談した方が良い

そういう話が珍しくなくなった時から時間は経ちますが、その結果として至る所に小奇麗なアパートやマンションが増えました。

借金はしないに越した事はないですがどうしても避けれない時もあります。

家族にちゃんと話して皆で生活の仕方を考えて就職活動すれば、まだ結果は違ったかもしれません。 真面目で腰の低い人がそういう借金をして自滅したパターンが多いとの事です。

不動産の人に渋い顔しながら聞かされた「今は昔」の話です。